当事者意識を持って
案件に携われる

私は新卒でシンクタンク系コンサルティングファームに入社し、入社後は官公庁向けのITコンサルティング（システム企画構想、要件定義・調達支援、工程管理等）を中心に関わってきました。構想策定などの上流工程から、システム開発のプロジェクトマネジメントなど幅広く経験することができましたが、そういった中で長期的なキャリアを考えた際に、テクノロジーを活用した事業立上げや改善といったテーマにも取り組みたいと思い、転職を考え始めました。

転職先としては、コンサルティングファームのほか、事業会社のデジタル戦略部門や、総合商社のICT部門といった、外部からの支援ではなく、自らが企画構想し、商品・サービスに反映される業界も視野に入れていました。
検討した結果DOLBIXを選んだ理由は2点あります。1点目は丸紅が持つ事業資産とテクノロジーを掛け合わせた検討に近い位置で関われること、2点目はファームの創業期に関われること、です。

1点目を詳しく言うと、丸紅が様々な業界に事業を展開しており、さらにグループ会社のつながりもあるため、それらの事業資産を活かしてスピーディーに案件化できると採用面接の時に聞いたことです。様々なテーマにチャレンジできそうな点が、転職の目的と合っていました。また、DOLBIXの設立経緯から、コンサルティングという形で支援しつつも、丸紅グループの事業の当事者に近い位置で仕事ができるところも魅力に感じました。

2点目は、コンサルティングファームの創業期から関われるということに、シンプルにワクワクしました。多様なバックグラウンドを持つメンバーと、何もないところから立ち上げ、組織を拡大させていくことをやれるチャンスというのは、そう多くはないと考えています。

入社後経験した3案件について簡単に紹介します。

1案件目は、総合商社のセキュリティを統括する部署において、セキュリティガバナンスルールの見直しと、ルールを定着させるための施策検討に教材作成、セキュリティ施策実行状況に関する役員向け報告資料等を支援しました。総合商社はグローバルに展開しておりグループ会社の拠点も多いことから、外部からのサイバー攻撃の対象となる可能性が高く、セキュリティインシデントが発生するとビジネスに多大な影響を被る可能性があります。
このようなリスクを低減するため、単にルールを策定・見直しするだけではなく、実際にIT担当者や一般従業員の方々にルールを守っていただけるよう、ルール理解促進につながるような教材作成をご支援しました。グループ全体に分かりやすく説明するために試行錯誤したことで、自分自身の知見も深まりましたし、グループのセキュリティ強化に役に立っているという実感を持てて、やりがいがありました。

2案件目は、通販業界の会社の基幹システム刷新です。PMOとして顧客要件の取りまとめやベンダーとの調整支援をしました。クライアント側業務を深く理解し、より現場感覚に寄り添った提案をするため、現地で密にコミュニケーションを取りながら進めました。結果、担当者の方からも「安心できた」と言っていただけて、嬉しかったです。

3案件目は、通信業界の大手企業の戦略策定支援やPMO業務に従事しています。クライアント側の幹部からオーダーを受けた案件など、重要なテーマを取り扱っているため、求められる水準は高いものの、やりがいを感じています。

前職で官公庁案件に特化していたため、それ以外の領域に自分のケイパビリティを広げていきたいと考えていたところ、結果として多様な案件に携わることができ、セキュリティや政策支援などの幅広い知見が身に付いたのは、長期的なキャリアの観点から良かったと思います。

また、上長であるプロマネから支援を受けながら、シニアコンサルタントの段階でPMロールを担う経験をしたという頑張りが認められて、入社時はシニアコンサルタントだったのがマネージャーに昇格したのも嬉しかったです。

プロジェクトデリバリー以外では、私は社内の人材育成に関する検討に携わっており、その議論を経営戦略コンサルティング本部とともに行う中で、組織づくりに関する考え方を学べるのも良い経験と思っています。

そして、入社時に期待していた、会社の成長を間近で見られるのも、得がたい経験です。組織の成長を、教科書的に学ぶだけでなく当事者として体験できるのですから。

DOLBIXでは、総合商社のビジネスに当事者意識をもって関われるチャンスが多いので、商社のビジネスや社会貢献につながる意義ある案件を担当したい人には、向いています。会社自体もまだ3年目で成長フェーズにあり、守備範囲を広げたい人、組織開発にも関わりたい人には合っています。そのようなチャレンジ精神のある人と、是非一緒に働きたいと思います。