事例
データ活用による経営管理高度化のご支援
- ビジネスアナリティクス
- 業種:不動産アセットマネジメント
背景と目的
D社は、業績が好調であり、保有物件数を順調に拡大
それに際して、個別物件単位だけではなく、経営管理の目線から、保有物件全体の管理強化が重要に
しかし、保有物件全体の状況を管理・可視化する上で、以下の問題が発生
- 物件に関するデータが、各所にバラバラに存在
- データの多くが、分析に適した形に整備されていない(例:帳票として、人の目で見る形式のデータなど)
- どのようにデータを見るべきか、社内で定まったデータの見方が存在しない
そのため、本プロジェクトでは、上記の問題を解決しながら、最終的に、可視化結果をチェック可能なダッシュボードの構築を実施
アプローチ
データ整備
各所に存在するさまざまなファイル(システム出力ファイル、Excel帳票など)を収集の上、Pythonを活用して、各種データを分析しやすい統一的な形式へ整備
データ可視化方法の定義
本プロジェクトでは、実際のデータをダッシュボード上で可視化しながら、「議論」と「可視化方法の修正」のサイクルを何度も繰り返すことで、有用な可視化要件の洗い出しを実施
※注:一般的に、「データ可視化方法を定義」するとき、「議論ベース(想像力)」だけでは、有用な要件を洗い出すことが難しい。実際のデータで可視化された結果を見ることで、不足や修正点に気が付ける場合が大半である(加えて、データ確認の導線・順序をイメージしながら要件を洗い出すため、グラフや指標を個別に可視化するのではなく、実際のダッシュボードで可視化してみる方が望ましい)。
ダッシュボード構築
Tableauにてダッシュボードを構築
ダッシュボードの展開は、以下の理由から、クラウドベースではなく、ローカルのデスクトップアプリケーションベースの運用が適していると判断されたため、Tableau Readerを採用
- まずは、短期間&低コストでクイックに実装する
- 直近はダッシュボードの利用者数が限られる
- データの更新頻度が高くない
ダッシュボード運用支援
クライアント側でダッシュボードの運用(最新年度のデータへの洗い替えなど)ができるよう、運用方法を移管
ご支援の特徴/ポイント
上記の「データ整備」から「データ可視化方法の定義」「ダッシュボード構築」までを、2か月で実施
「プロジェクト期間中」と「今後の運用」の両方で、新たな可視化要件の追加・修正に対して柔軟に対応できるような形で、「データ整備」や「ダッシュボード構築」を実施